2年前の自分へ
インターハイの100mや南部のリレーに憧れて、ここなら勉強も部活も高いレベルで出来るに違いない。そう思って南高への進学を決めましたね。
そしてあなたの目標は、「3年目でインターハイに行けたらいいな」だったはず。
自分の種目でその目標を叶えることは出来ませんでした。ごめんなさい。
1年前の自分へ
自分の身体を消耗品のように扱った報いを思い知っていることでしょう。
心に厳しく、身体に優しく接すればそんなことにはならなかった。あなたは逆のことをした。
まだやり直せるはずです。目先のことに焦らないで、大局的見地に立てば…
そして今日の自分は
自分より遥か先を走る同輩、後輩を見て改めて15ヶ月という時の重さを思い知りました。
強い者の美しさのようなものを知り、自分がそうなりえなかったことを悔やみ、空費した時間を嘆きました。たらればを言ってもどうしようもないのに。
しかし力のなさを知り、怪我で15ヶ月という空白を経てもなお自分は陸上を続けてきました。自分には「速く走る才能」がなくても「どんなことがあっても陸上をやめない才能」があったのかもしれません。
その才能は素晴らしいものをたくさん与えてくれました。短短の力に劣る自分には縁のない世界だと思っていた4継を全道という舞台で走ることが出来たこと、そしてマネージャーという形ではあれ、インターハイに行けること。
2年前の自分へ、不本意かもしれないけど、許してくれるかな。
自分を選んでくれたこと、本当に感謝します。
去年のインターハイの話を聞いて、マネージャーとはいえやはり「戦いに行く」のだと痛感しています。
自分がすべきことは「選手が最高のパフォーマンスを出来る環境を仕立て上げる」こと。天気、気温、時間、様々な見えない敵との戦いになると思います。
自分たちがそれらに勝つことで、選手を試合で勝たせることが出来る。そうすることが自分が部に出来る最後の仕事でしょうか。
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