今日は六華ゼミでした。六華ゼミの話したことあったかどうか自信ないのでとりあえずもっかい書いてみる。
南高卒業生の同窓会を六華同窓会(りっか─)と言います。そして六華ゼミは所謂「総合的な学習の時間」として南高で取り入れている進路説明会のようなもので、同窓生の方が自分の職業や今までの経験について語っていただき、また生徒はこれに参加することで総合の単位を取得できるというシステムになっています。
来る人は医者が多め、今年は裁判官やスポーツ記者という方もいました。スポーツ記者のゼミ出たかったんですがインフルで行けなかったんですよね。
今回来てくださった方は北大病院に勤務されている方で、かつ陸上部のOBでもあるということで日頃寄付等お世話になっていることへの感謝もこめて陸上部員は全員参加でした。
自分の希望する進路でないとはいえ、非常に面白い話でした。
まずタイトルが「短所は長所!」という明快なもので、講師の方のポジティブなものの捉えかたや色々なことにチャレンジしてきた経験談など、話の幅が広いという印象でした。
ゼミが終わった後、こんな質問をしてみました。
Q:「今回のテーマが『短所は長所』というものでしたが、今僕自身進路で悩みを持っていて─優柔不断という短所によるものですが─やりたいことが2つあって絞ることが出来ないでいます。なにかこの短所を長所に変えられるような励ましの言葉を頂けたらと思うのですが。」
A:「優柔不断っていうのは深く考えられるっていうことなんじゃないかな。私自身仕事をしていて思ったことなんだけど、即決!って確かにかっこいいんだけど、でもそれで上手くいくことってあまりないんだよね。優柔不断であるからこそしっかり考えて決めることが出来る。だから今の悩んでる時間も大切にしていくといいんじゃないかな?これで答えになってるかどうかはわからないけれど・・・」
今回のゼミ、そしてこのやりとり、それを通じて思ったことは今年の─いや、今の自分の─走りの源である「二軸」でした。陸上の理論の1つとしての「二軸」から、人として生きる道の「二軸」に辿り着いたのです。
人を褒めて「芯がしっかりした人」なんていうこともあるけど、俺の欲張りで肥えた心は1本の芯じゃ支えきれないのかなと思います。だからこそ芯を、軸を、2つ持つ。
右と左、善と悪、長所と短所、理性と本能、肯定と否定、楽観と悲観、夢と現実・・・
目に映るものを、過ごす世界を、二項対立で見つめるからこそ、弁証法的に新たな視点が生まれて、より洗練された答えを生み出せるのかもしれない。
うどんとそば、両方いっぺんに食べるような生き方でもいいのかな。
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