函館での3泊4日の合宿が終わりました。
まず思うのは、参加してよかった。
行く前のモチベは確かに低かったし、練習の間が持たなかったのも事実で、正直やりづらいと感じたところはあった。でも日が経つごとに上がっていく部活全体の士気や、大きくなっていく応援、そして最後のリレーが終わったときの感動(走れはしなかったけど)は何物にも代えがたいものでした。
それとかなりの時間を割いたミーティングや先輩との会話の中で、走法や練習などにも新たな見解が生まれたと思います。
とにかく、陸上漬けの4日間でした。
3月中はかなり鬱で対人も陸上もとにかく全てが嫌でしたが、この4日間の集団生活、起きて飯を食って陸上をして寝るだけの生活が自分にはなによりの特効薬でした。今は陸上がやりたい。気付くのが遅かったけど、先輩達と走れる時間ももう少ない。1秒でも早く、速く、走りたい。
そういえばミーティングの中でエニアグラムという性格診断のようなものをやりました。自己理解や他者理解に繋がるというものです。俺は傍観者・観察者と診断され、冷静で一歩引いて物事を見つめられるが、その反面積極的に物事に関わろうとしないという診断を受けました。かなり当たってますね。てかこの手のテストを受けると太一同じような結果が出ます。ちなみにこのタイプは部内で1人でした。
部内で最も多かったのは陽気なムードメーカータイプで、その人数は30人の参加者中13人。確かに部活をやっている間明るい雰囲気が絶えないけど、こういう人が多いからなのでしょう。
そして、タイプごとにいい影響や悪い影響を受けやすいという関係があり、丁度俺はムードメーカーの悪い影響を受け、逆にムードメーカーは俺のいい影響を受ける傾向にあるそうです。1:13というおかしい比。妙なところで部活の重要な一角を担っているのかもしれません。ということで先生に「部活にはちゃんと出ろよ」と一言グサリ。
ちなみにムードメーカーの悪い部分と言うのは自分を甘やかし、現実逃避しがちということだそうで、こういった悪い部分は俺自身が鬱っぽいときに特に強く受けるそうです。13人分喰らうとこうなるのかなぁ・・・
また、思い返せばこの合宿には怪我人もたくさんいました。
これから最後のシーズンを迎える3年生、わざわざ指導しに来てくれた、昨シーズンの全道決勝でケガをしてしまい最後のIHの切符を取り逃した先輩。
こういう人たちからしたら、俺にはまだ時間が残されているんだろう。最終日の夜に先輩と話した
「去年の春頃は、頑張って3年生の時にはIHいけるようになるぞーって張り切ってたんですけどねぇ」
「今はそうじゃないの?」
という会話、結局答えられなかったけど、でもまだ気持ちは残っているはず。
残された時間を考えて使わずに、最初から諦めるなんて馬鹿な真似は南校生のすることじゃない。
調べて、みつめて、考えて、理解して、実践して、何かを成し遂げる。それこそが南校生としてあるべき姿、スタイルなんだ。俺はそれを見てきてる。だからそれをして、上の世代に報いて下の世代に伝えなきゃならない。
まずはケガを治す。勝負の出来る体にはならないかもしれないけど、とにかく5月までの復帰を。
最後に、今回で印象に残った会話。レッグランジ110mのところを、500m分もやった先輩と。
「1周なんて俺には出来ませんでしたよ。110mライン越えて3歩ぐらいさらに行ってみたところで膝ついて『あ、もうダメだ』ってなりましたもん」
「膝がついたときはね、『これは休みたいがために体が勝手にやってる演技なんだ!』って思うんだよ。そしたらもう1歩いけるから」
「・・・バカとしか思えませんねもう」
「バカって字をちょっと伸ばしたら心力になるでしょ?練習することはバカになることなんだよ」PR