B-DIARY

いくら寝不足でも、この話は今すぐ書かざるを得ない。
なぜなら俺の人生史に残るギャグだから。



11時過ぎ、俺は日本のリレーに見入っていた。
にしても凄かったよね、3位。リレメンがみんなで抱き合ってる姿とかホントに感動して涙が出そうになったしね。
特に朝原なんかは最後に有終の美を飾れてよかったんじゃないかと思う。



ここまでならただの美談なんだ。



で、インタビューを見てるとき、俺は尻の辺りに変な違和感を覚えたんだ。

「…濡れてる…？」

いや、リレーにビビりすぎてちびったとかそんな訳ない。
だからといってこんなところに飲み物置いてたわけでもないし…

そして俺は後ろを見た。

そして知ってしまった。



2階にあるはずの俺の部屋が床上浸水していることを

さすがに焦るさ。ここで焦らないなんて人間じゃない。

しかしここは湖か？とでもいわんばかりの水の量。心当たりはただひとつ。

俺は風呂場にある洗濯機のもとへ急いだ。



ビンゴだった。



排水するためのホースが外れてやがる



風呂場には1cmぐらいの深さまで水がたまり、それが居間にも侵入。カーペット類全滅。パソコンが無事だったのがなによりの救い。

急いで母に連絡するも繋がらず、父に電話して告げられた、わかっちゃいるけど認めたくない現実。「そりゃあタオルで吸うしかないよ」

そこから1時間に及ぶ形なき敵との戦闘。バスタオル大佐の健闘により我が軍の勝利。戦利品は冷蔵庫の裏とかにあった大量のホコリ、ちょっとした大掃除気分と言えなくもなかった。
あと、投げ出さずに頑張った自分にちょっぴりの誇り。プライスレス。



もう当分水はこりごりです。

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