南高のグラウンドにタータン120m分が来ました。陸上競技場のトラックに使われてるアレ。
つまりグラウンドにいながら競技場のようにスパイクで走ることが出来ると。
27年間南高に勤めて今年退職された先生を記念して、OBの方々が寄贈してくれたんです。この辺の歴史の深さというのは本当に凄いです。
今日贈呈式が小規模ながらも催され、OBの方々も何人か集まっていただきまして、自分らの世代が南高61期生に当たるんですが、34期生のパパさんから57期の大学生の方までいてそれぞれの話す南高陸上部の姿が今とはまったく違うものであり、過去の歩みを感じさせてくれるものであったのが逆に新鮮に感じました。
自分もこういった歴史の一部として頑張りたいものです。
贈呈式には寄贈されたタータンの上を生徒がスパイクで走るというイベントもあったのですが、昨日から腓骨から踵にかけての部位がものすごく機嫌が悪く、自分は走れませんでした。
そのことについて大学生のOBの方お二人から「君はなんで走んなかったの?」と聞かれて「いやぁ僕マネージャーなんです」と言う半分真実になりかけなジョークで応えた後、1時間ぐらい話に華を咲かせていました。みんな練習してんのになにしてんだろね。
しかしこの二人は面白かった。昔の南高の話から大学の話、ケガ中の練習についてなど本当に色んなことを聞かせていただきました。南高のユニフォーム(蛍光黄+赤)のユニフォームは昔はもっとキツイ色で恥ずかしかったとか、大学はとりあえず入っておいて大学院でいいとこ行くといいよ!とか、卒論無い学部に入って3年で就職決めたら4年になったときハーレムだよとか。
しかし一番はケガ中のメニュー。ひたすらメディシンを投げる、自転車こぐ、あとは他の人のフォームチェックをして教えてあげる。それがケガ人の役割だと。
「フォームは横からだけじゃなくてね、正面からも見ると案外『うわコイツかっこわるっ』ってなるんだよ」
「俺それで酷評されまくったんだよな笑」
という会話もあったり。あと北大のトレーニングセンターに行ったらいいとのお話も。「何食わぬ顔で練習してたらバレんとは思うよ」ってちょww
そして印象的だったコレ
「頑張れよ!あ、違う、頑張るな!」
単純なことだけど出来ないんですよ。周りが頑張ってると自分も触発されてしまうんで。
でも頑張るベクトルを変える、治すことを頑張って走ることは頑張らない、むしろ全力でサボる!ってぐらいの図々しさが必要なのかなぁと思いました。もっと自分のことだけ考えて、自分勝手にやってもいいのかなと。
自分勝手になることが長いスパンで考えたときにチームのためになるのかもしれない、今見えないものを追うべきなのかもしれない。色々考えさせられますね。
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