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2024.09.20 - 
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at 20:21
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努力神話

2010.04.20 - ケータイ
部活で配られたオーバートレーニングのプリントが当てはまりすぎてて笑った。
原因不明の競技成績低下、倦怠感、精神異常だと。
走りたい走りたいと願って、ようやく走れるようになったと思ったらオーバートレーニングで足止め?本格的に天邪鬼に取り憑かれてるな。
一方で驚異的な練習量と記録をもって、その上オーバートレーニングなんぞお構いなしで俺の前を悠々と走る集団がいる。
自覚したらモチベ下がった。10日前の自分に申し訳が立たない。ホント、一貫した信念みたいなのないんだな。聞いたこと真に受けてフラフラしてる。

頑張ろうと思った矢先にこれか…まったく不器用というか、空回りというか…
オーバートレーニングの解決法って、単純に休むしかないんだよな。「逃げ」だの「甘え」だのという叱責に耐え、今までのトレーニング効果がなくなってしまうことをも受け入れ、時間による焦りにも耐え、完全にリセットするしかない。簡単なようでなかなか難しいと思う。特に部活動という集団の中で生きている以上は。

休むことは往々にして努力の対極に位置付けられる。では努力とはなにか?
ただなにかにがむしゃらに取り組むことではないらしい。それはオーバートレーニングや怪我を招いてしまうから。
やはり客観的な判断材料が必要なようだ。つまり結果だ。客観的結果が努力の証明ならば、俺の努力というものは偽だ。いくら努力したと言い張ったところで、悲しきかな、目に見える結果がない。ならば俺が今まで部活に出ていた時間はなんだったのか?信じていたものが崩れ去る。今まで信じていた道の果ては奈落だった?「神は死んだ」とはこういうことを言うのか?
あるいは自己の成長度合いなんかから勝利を新しく定義し直すこともあるだろう。自己ベストや目標の達成をゴールとするような。ただそれは高い次元から見たときには自己満足にしかなりえないという虚無を自覚しなければならない。定義し直す時点で客観性にも欠けているから。それでも、例えば俺のような人間にとっては、やはり救いにはなるだろうが。

「求めよ、さらば与えられん」と言うように、より強く求めたものに光が当たる、所謂「努力神話」は存在するような気がする。逆に求めない者に光が当たることはない。後者の方がより顕著に映る。
だからやはり、より速く走りたければより練習を積むしかない。そう結論付けたくなる。
しかし彼は根底から覆す。為末大のブログの4月16日の記事は今の自分にはまさにコペルニクス的転回としか言い表せない。
「スパイクを2日続けて履かない」?「脚を大事に」?「ロングスプリンターは350m以下の距離を4本以内」?
努力神話の中に生きている人間をあざ笑うかのような現実。そうこれは現実。なぜなら客観的結果に裏付けられているから。
凄まじい量の練習をこなして結果を出すという現実もあれば、まるで裏技のような手法で結果を出す現実もある。もはや何が正しくて何が間違ってるかという価値判断の基準すら揺らぐ。選手の数だけそれぞれに対応した手法というのもあるのだろうが、それをどのようにして獲得するのか。それを知るには一生とはあまりに短すぎやしないか。

走り終わった後に時計に表示される時間、部活に費やす時間、寝て過ごす時間、支部までの時間、自分が陸上をしていられる時間、離れざるを得ない時間…時間とは無情だ。無駄にしたくない、しかし時としてその思いが長期的なスパンで見たときに障害にすらなりうる。現実とは無情だ…
静と動のバランス、動きの中でもそうだが、それが崩れたとき体も崩れる。そしてそれが絶妙にマッチしたとき素晴らしい結果が生まれる。今はどのタイミングか、その見極めが重要だ。
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KANI at 22:01
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 プロフィール 
HN:
KANI
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/05/11
職業:
学生
趣味:
陸上、ゲーム
自己紹介:
帯広生まれ帯広育ち札幌在住。
春から筑波大学国際総合学類。

陸上歴12年目。
尊敬する人は為末大。
考えて、実践し、結果を出す陸上が信条です。
人に夢を与える走りをするのが目標です。

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